rirasoujiken’s blog

このブログは、鬱病(離人症、乖離。自立支援、手帳3級)である管理人が主にミステリーの読書感想文をアップします。何卒、ご笑覧下さいm(_ _)m

読了しました。

『エレファントヘッド』

白井智之

四六ソフトカバー

角川書店

2023年 9月26日 初版発行

2023年12月15日 5版発行

 

精神科医の象山は家族を愛している。だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを-。

やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。

 

本作は、読み手を選ぶ「特殊設定本格ミステリ」の極北である。

前半の苦難を越えた先には、めくるめく読書の快楽が待ち構えている。

未読の方々は、真っ白な気持ちで、前情報を一切入れずに本書に挑んで貰いたい。

勿論、傷が全く無いわけではないが、そんな些細なことに神経を向けさせない超展開と多重解決ミステリの沼に嵌ってしまうに違いない。

ちょっとした事でネタバレになりそうだから、これ以上は何も言えない。

隔靴掻痒の感があるのは承知の上で、何も書けない。

取り敢えず、何も考えず読んでみて欲しい。

何故、こんな感想文になるのかは、それでわかる。

 

 

 

 


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