rirasoujiken’s blog

このブログは、鬱病(離人症、乖離。自立支援、手帳3級)である管理人が主にミステリーの読書感想文をアップします。何卒、ご笑覧下さいm(_ _)m

読了しました。

『傍聞き』

長岡弘樹

解説:大森望

双葉文庫

2011年9月18日   第1刷発行

2012年2月7日     第9刷発行

労働小説であり、人の期便に富んだ小説であり、ミステリーでもある短編集。

著者は取材が嫌いなのだとか。

だから職業も想像で書いている。

「聞いてきたような嘘」をつく著者の腕前には舌をまかされる。

本短編集のキモは、何故そういう行動をとったか?の一言に尽きる。

一見不思議に思える行動の裏には、こういう事情があったから。

伏線を貼りつつ、見事に収束させる著者の手腕には脱帽。


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