『ゴジラ -1.0』
山崎貴監督作品
カラー
3枚組
本編125分+映像特典249分
2023年度作品
MPEG-2
片面2層
第96回アカデミー賞 視覚効果賞受賞
ゴジラ70周年記念映画
本作は、ゴジラ70周年記念作品てして、山崎貴が監督・脚本・VFXを務めた作品である。
終戦後、焦土と化した日本に突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか?
神木隆之介、浜辺美波など豪華俳優陣に加え最新技術の粋いを集めたVFX等々、様々な楽しみ方が出来る作品。
本作の基本テーマは「生きて抗う」若しくは「生きる」という事である。
特攻隊の生き残り(というか、零戦の不調を理由に逃げた)の男が、修理を頼んだ島に、突如現れたゴジラを撃てず、仲間を見殺しにしてしまう。
終戦後、その男は日本に帰還し心を閉ざした日々を送っていたある日、ある子連れの女に出会い生きる事に(後ろめたさを感じながら)希望を持てた。
男は海中に残っている機雷を回収する仕事につき、ゴジラに再会する。
命かながら帰宅した男は、銀座にゴジラが上陸したラジオ放送を聴き、女を助けに銀座に出向くが、逆に助けられてしまった……
生きる気力をなくした男は、ゴジラ殲滅作戦を知り参加をする……
というのが前半の流れである。
あるレビューで「男が銀座で女を見付けるのは不自然だ」と書いてあった。
確かにそうなのだが、そのエピソードがないと男がゴジラを恨む理由付けが、それこそ不自然になってしまうので、ご都合主義な点は、まぁストーリー上の必要悪だと理解しておく。
ゴジラの非常にリアルな動き、東京の銀座で暴れまくる姿には感心した。放射熱線を吐く前段階の描写も素晴らしい。
あっと……ここから先はネタバレになるので、この辺りにしておく。是非自分の目で確かめて貰いたい。