rirasoujiken’s blog

このブログは、鬱病(離人症、乖離。自立支援、手帳3級)である管理人が主にミステリーの読書感想文をアップします。何卒、ご笑覧下さいm(_ _)m

読了しました。

『そして誰かがいなくなる』

下村敦史

中央公論社

四六ハードカバー

2024年2月25日 初版発行

 


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本作は、2014年に『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞した著者初の実在する自宅を舞台にした本格ミステリーである。

 

大雪の日、大人気作家の御津島磨朱李が細部までこだわった新邸のお披露目会が行われた。招かれたのは作家、編集者、文芸評論家、そして名探偵….…。最初は和やかな雰囲気だったが、次第に雲行きが怪しくなっていく。

正直、ん?と思う事はあるが、よく出来た作品だと思う。

これ以上書くとネタバレになるので書かないでおく。

著者の本当の自邸を舞台にした本格ミステリーというアイデアは面白い。