『六死人』S=A・ステーマン
三輪秀彦・訳
訳者あとがき
1984年8月24日 初版

五年前、大金持ちになる夢を胸に世界じゅうに飛び立った六人の青年たち。そしていま彼らは再会のため、それぞれが帰国の途に着いていた。だが、そのうちの一人が客船から海に落ちて行方不明になってしまう!やがて、一人、また一人と、何者かに次々と殺されてゆく……。クリスチィの『そして誰もいなくなった』より八年早い本格ミステリの傑作!
訳が古いせいか、読み終えるまでかなり時間がかかってしまった。本作は、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』よりも8年早く書かれた本格ミステリである。孤島に集められるといったモチーフはないものの、同じ場所で、次々と殺されていき……という展開は同じである。トリックも似ていて、『そして誰もいなくなった』を未読の方は驚かれるであろう。