rirasoujiken’s blog

このブログは、鬱病(離人症、乖離。自立支援、手帳3級)である管理人が主にミステリーの読書感想文をアップします。何卒、ご笑覧下さいm(_ _)m

読了しました。

『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説

辻真先

東京創元社

このミステリーがすごい!2021年版」第1位

「週間文春ミステリーベスト10」週間文春2020年12月10日号 第1位

「ミステリが読みたい!」ハヤカワ・ミステリマガジン2021年1月号 第1位

 

2020年5月29日 初版

2020年12月11日 3版


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小説内小説を模した作品。

昭和24年というのが、鍵になる。いや、昭和24年でないと成り立たない「推理小説」である。ちょっとした工夫を凝らしているが、まぁ、それを書いてしまうとネタバレになってしまうので、敢えて書かない。

様々な媒体で、第1位を獲得しているが、正直そこまで優れた作品とは思わなかった。

そして白状してしまうと、『たかが殺人じゃないか』を先入観を持って読み進めた。

だが、それが当たってしまったのが、逆に苦言を呈したくなる理由でもある。