私、元々はミステリープロパーだったのですが、一時期「新本格」を追いかけていたことがあって、その際に急に「何を読んでもつまらない病」に罹ったのです。
読書が趣味の私にとって、とても辛い状態でした。ミステリーから離れて色々な本も読んだのですが、どうにも改善しない日々を送っていました。
その時『本の雑誌』の年間ベスト1にたまたま『るり姉』が採り上げられており、それを興味半分で読んだところ非常に面白く読めたのです。
それからというもの、エンターテインメント小説に目覚め様々な本を読んでも面白く読めました。
あとは、厳選に厳選を重ねて読む本を選ぶようになり、様々なジャンルの本もほぼハズレ無しで楽しめる様になって現在に至っています。ミステリーには何回か騙されましたが、まぁそこはそれ(謎笑)。
という顛末で『本の雑誌』には感謝しているのです。
『るり姉』をあの時読まなかったら、本当に味気ない人生を送っていた事でしょう。
少し大袈裟に思えるかも知れませんが、本当に助かったのです。
『本の雑誌』には幾ら感謝をしてもし切れない思いです。
本当にありがとうございました。
お粗末。